それぞれの旅立ち~平成雑感~
平成最後のクラフトフェア南城、お陰様で多くのご縁を頂き、
ご来場下さいました皆様、誠にありがとうございました。
4月はあっという間でしたね。4月初句には孫の小学校入学を家族で祝福。
娘は仕事を持ちながらの大学通い、在学中に結婚~出産と続き、
それから娘と二人三脚で子育てに駆け抜けた日々。
やっとここまで来たと感無量でした。
中句には、共に暮らした愛猫ダヤンが19年生きてくれて最期は安らかに天へと旅立ちました。三鷹の公園で捨てられていた子猫たち。同じアパートの住人に引き取られて、兄弟の元を行き来していたが、しばらくして娘と共にダヤンを連れて沖縄へ帰って来た。人間に大切な気づきをを教えてくれた存在。家族を優しく見守ってくれてありがとう。。
全てに寿命があること。
革工房として日頃は当然革を扱う。革は食の副産物だ。
日頃は何気にお肉を食べているのに、布モノから革へと転換期に革を裁断するときにはしばらく戸惑いがあったのを覚えている。
私たちは絶えず何かの命と接して生きている。
革を扱うときには、そっとなでながらありがとうね。と一言呟いて裁断に入るとなぜかホットする自分がいる。
だから1㎝の切れ端も無駄にはできない。
すべて生かし切ってあげたい。そして誰かに手渡された時、大切な存在になってほしいと思いながら作っていく。
それぞれの旅立ちを見届けて、私にとっても新たな旅立ちの時となった。
今日という日は昨日死んでいった者たちが
あれほど生きたいと願った明日
~詠み人知らず~
名残惜しさと共に平成はもうすぐ過ぎてゆく
夜が明ければ ”令和” が訪れていることでしょう。
今を生きる人々にこの平和が続くことを願って。。
平成にさようなら。そして希望の時代が訪れますように。
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